自律神経と腸の働き
こんにちは。今日はヨガが腸の不調に効く理由をお伝えします!
腸の不調の原因の一つに、自律神経の乱れがあります。
自律神経について、簡単に説明します!
●自律神経とは?
自律神経は、自分の意志とは関係なく内臓の働きを調整しています。
胃や腸、心臓が休みなく動いているのも自律神経が機能しているためです。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
日中の活動時、緊張、ストレス時には交感神経、夜間や就寝時など、休息している時には副交感神経が優位になります。
バランスが保たれることで、健康に日々生活ができるのですが、緊張やストレスなど外的要因により、バランスが崩れると様々な身体の不調が現れます。
●胃や腸が活発に働くのは、副交感神経が優位な時。
胃腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。
ところが、ストレスを受けると交感神経が優位になるので、消化吸収に影響を及ぼし、胃のもたれやムカつき、下痢や便秘などを引き起こしやすくなるのです。
ちなみにうちの長男は試験前によくお腹を下しました。
プレッシャーとストレスがお腹にきたのですね😭
●加齢による自律神経の乱れ
加齢によっても副交感神経の働きが悪くなります。
女性は40代を超えると副交感神経の働きが急降下します。
アラフォーになると、体調を崩す方が多いのは、こういった理由もあるのかもしれませんね。
●呼吸によってコントロール
日頃無意識に行っている呼吸を意識的にコントロールすることで、交感神経と副交感神経のバランスをとることができます。
息を吐く際には、副交感神経が強く働きます。
吐く息に意識を置いた呼吸法を行うと、副交感神経の働きを高めることができ、交感神経とのバランスがとれるというわけです。
●ヨガの呼吸が効く
呼吸は、胸式と腹式があります。
ヨガの呼吸の基本はお腹を使った腹式呼吸です。
※胸式+腹式呼吸の良いところを合わせた完全呼吸も使いますが、ここでは省きます。
普段の生活では、胸式呼吸で呼吸が浅く、短いものになりがちです。
胸式呼吸は交感神経を刺激し、これに疲労や心の動揺、怒りなどが加わると呼吸はさらに浅く激しくなって、より交感神経が働くようになります。
短い胸式呼吸では吸い込んだ空気は肺の中にまで到達せず吐き出されるため、肺には炭酸ガスなど不要なものが溜まります。
この状態が長く続くと、血液循環が低下したり、自律神経失調症を招くことになります。
腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動します。
横隔膜に自律神経が密集しているため、吐く息を意識的にゆっくりとすればするほど、自律神経を刺激し、副交感神経が優位になり、リラックしていきます。
●4と8の呼吸
夜のヨガはメンテナンス機能を高めたいので、吐く息が長くなるよう誘導しています。
吸う息が4秒なら吐く息は8秒。
吸う息の倍、吐く息を保ちます。
具体的には、息の吐き終わりを少し自分で手伝って、吸う息は自然に任せる。
副交感神経が優位になり、心も落ちついてきます。
※ちなみに、朝のヨガは身体を目覚めさせるため、交感神経を優位にしたいので、同じカウントで吸う息、吐く息を行います。
腹式呼吸は、ベッドの上でも風邪をひいて寝込んでいてもできます!
でも、日頃身体を動かす事の少ない方、猫背など姿勢の悪い方は、背骨や肺周辺の筋肉が硬くなっているので、深い呼吸がしづらいです。
様々なヨガのポーズをとり、姿勢を整え、呼吸筋をほぐすことにより、よりスムーズで深い呼吸ができるようになります。
ヨガのゆったりとした腹式呼吸は副交感神経を優位にするので、腸の働きを高めます!
最近では、腸の働きと自律神経は相互関係があることがわかったそうです。
腸を整えると、自律神経のバランスも整う。
自律神経のバランスが整うと、免疫力もアップするので、風邪予防にもなりますね。
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