番外編 出来ないポーズはどうする?

こんにちは。
風邪やインフルエンザが流行ってきましたね。
毎年の事ながら、無事に冬を越したいものです。
今月は風邪予防にも効果的、免疫アップ⤴︎、腸の働きを整えるヨガを行なっています。

今日は番外編として、

苦手なポーズとの向き合い方

についてお伝えします。

先日のレッスンの際、とても苦手なポーズがあって、できないんです、というお話になりました。

例えば、ポーズを取ろうとすると、足首が痛くて出来ない。

痛みが出る場合は、頑張るのはNG。このポーズはやめます!


痛みが出るということは、身体からのストップサイン。
伸ばす動きでは、痛みが出た時点でそれ以上は伸びません。
筋肉を育てる動きでは、過度の負担がかかっている、という事。

他の気持ち良く感じるポーズを行なう事で柔軟性をあげたり、別なアプローチの仕方で筋肉が育つのを待ちます。

では、痛みが辛い、という訳ではないけれども、苦手というポーズに対する向き合い方は?


①苦手を克服するために、何度も頑張ってチャレンジする。
②苦手で嫌なので、やらない。

どちらもNGです!


まず①の何度も頑張ってチャレンジする。

ヨガ講師育成のスクールでの失敗談をお話しします。
資格を取るのに出来ないポーズがあってはマズいと不安になり、何度も何度も同じポーズを練習しました。
結果、膝と足首を痛めてしまいました。
自分の身体からの声を無視して、どんどん進めたら、身体が痛み、という形で声をあげたのです。

②苦手なので、やらない。
ヨガ教室の生徒さんだった頃の私です。笑。
この手の話は、すごい引き出しがありますよ。笑笑。
硬いから無理、このポーズ嫌だ、どうせできないし。
皆は身体が柔らかくて運動神経があるからできるんだ。
本当は出来るようになりたいのに、できない自分が嫌で逃げていました。
出来ない前提で行うと、理想と現実とのギャップにがっかりしない代わりに、変化もなく、いじけ気味。

①ストイックに頑張る方に向けた処方箋
苦手なポーズは、とりあえず置いておいて、他の気持ち良く行えるポーズを深めていく。

身体というのは繋がっているので、別な箇所にアプローチをしているつもりが、苦手部分に効いたりします。
股関節が硬くても、比較的動かしやすい足首を回していると、気づけば股関節が柔らかくなっていることがあります。

そして、ふと苦手なポーズを行うと…

あら、楽にできてる👍

と、いう事があります。

②逃げるタイプに向けた処方箋

まずは、嫌だ、の感情に気付いて、受けとめる。
嫌だと思った感情は否定しません。
また、変に自分を偽ってポジティブに鼓舞したりしません。

アンタ「嫌だ」って思っているんだね〜、と否定も肯定もせず、ニュートラルな視点で観察します。

心の中のスナックヒロミのママが優しく言うイメージです🍺

感情は否定せず、味わうことで、嫌な気持ちが消化されてきます。


苦手だ、と思っていると、それだけで身体が緊張したり、呼吸が浅くなります。
テストの時、怖い先生が近くを歩いただけで、緊張が高まり、息が詰まる感じがしませんでしたか?

嫌な気持ちもそこにいていいよ、と受けとめた上で、軽減ポーズを気持ちよく感じる範囲で行います。


そして、どこまでポーズを深めるか、もしくはやらないかは自分で決めます。

感情はありのまま受けとめて、行動は選択する。


ダイエットに例えると、お菓子を食べたらダメだ、と食べたい気持ちを否定し続けると、急にあら〜ってくらいドカ喰いをしてしまう事があります🍫

夜中にチョコを食べたい気持ちは受けとめつつも、ヨーグルトにしてみる(行動は選択する)。

本当は、ポーズが出来るためにヨガをやっているのではありません。
なぜ、ヨガを行うのかというと、
私は…

出来る自分も出来ない自分にもオッケーを出し、どちらも大切に思えるようになるため。

だと思っています。

わかりやすい身体の感覚で練習することで、人生に起こる困難や不快な感情への向き合い方が変わります。

①の過剰に頑張るパターンで仕事を行うと、自分や他人の期待に応えようと頑張りすぎて、いつかバタっと倒れたり、急にやる気が起きず鬱になってしまうかも知れません。
②の逃げるパターンだと、本当にやりたい事があっても失敗が怖くて、チャレンジできないかもしれません。


私は、①も②も経験していています。
昔はそんな自分が嫌で自分の失敗をなかった事にしたいと、思っていました。

人生無駄な事などひとつもない、というアドバイスはただの慰めだと思っていました。

でも、一見ダメそうな経験のおかげで、今の気付きに繋がっていると思うと、ありがたく思えます。


もうすぐ昼です。カップ麺を食べたいなぁ〜、の気持ちは受容しつつ、昨日の残りの豚汁を飲みますね😊







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