自律神経の不調

今月は疲労回復に向けたヨガを行います。


肉体的な疲れの他、精神、神経的な疲れが疲労感を生みます。

身体を動かす事が少なくなった現代人は、肉体的な疲れよりも、精神、神経的な疲れが多いそうです。

今日は神経的な疲れ、主に自律神経の不調について解説します。


肉体的な疲れの対処法はこちら↓

肉体的な疲れは筋肉痛やコリとなって現れますが、自律神経の疲れは自覚しにくいのが特徴です。


無自覚が故に、蓄積されやすいです。

やる気が出ない、なんとなく疲れる、漠然とした不調は、自律神経のバランスが崩れているのかもしれません。


自律神経は、自分の意志とは関わりなく、身体機能を健全に保つために働いています。

胃や腸、心臓が休みなく動いているのも自律神経が機能しているためです。

交感神経は活動・緊張・ストレスといった状態にある時、とくに昼間に優位になります。

副交感神経は休息やリラックス状態にある時、とくに夜間や睡眠中に優位になります。


私もレッスン中に、副交感神経を優位にしましょう、とよく言いますが、交感神経は悪いものではありません。

どちらかにバランスが偏っていることが問題なのです。


現代社会では、ストレスや長時間の労働など、放っておくと交感神経が優位になりがちです。

交感神経が優位になりすぎると、冷えや血圧の上昇、胃腸の働きの低下、免疫抑制力の低下、倦怠感などに繋がります。

精神的にも交感神経に偏るとアドレナリンが放出されるので、イライラする、気持ちが高ぶる状態になります。

自分でコントロールできない、自律神経を整える方法、それが腹式呼吸です。


ヨガの深い呼吸により、自律神経のバランスを調整し、副交感神経を優位にします。


ヨガが他のストレッチや運動と異なる点は、呼吸法で呼吸をコントロールすることにより、自律神経を整えることです。


無意識に行う呼吸の速さや回数を、意識的にコントロールし、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスをとります。

息を吐く時には、副交感神経が強く働きます。

吐く息に意識を置いた呼吸法を行うと、副交感神経の働きを高めることができ、交感神経とのバランスがとれます。

とはいえ、深い呼吸をできない方が多いです。
現代人は呼吸が浅く、慢性的な酸欠の人が多いそうです。

姿勢の悪い人は、浅い呼吸しかできないくらい、胸や体側の筋肉が凝り固まっています。

私もヨガを始めた時は、深い呼吸が苦しかったです。(猫背なので、胸が開けなかった🐈)

夜ヨガでは、ただ深い呼吸にしましょう、と掛け声をかけるだけではなく、深い呼吸ができるように、呼吸筋をほぐし、姿勢を整える動きを行います。

一日2万回行う呼吸の質が高まれば、自ずと身体の調子が整い、QOL(生活の質)も高まります。


次回は、自律神経のバランスを崩す原因にも繋がる、精神的な疲れの解消法について、お伝えします!












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